ディフェンダー300Tdiエンジンで、エンジンルームから変な音。
エンジンを掛けているとエンジン付近から排気漏れのようなポンポン、シュッシュッという感じの音。加速すると更に大きな音になり、運転していられないほどの異音に。
まずはダウンパイプガスケットの排気漏れ点検、問題なし。
次にマニホールドガスケットや配管、ターボ周辺の漏れ、破損等確認も特に異常なし。
エンジンを掛けた状態でエンジン本体後方に手を当てると風圧を感じる。
原因はコレ。

シリンダヘッドの

ガスケット。

排気漏れではなく、圧縮漏れでした。
ガスケットの金属のリング部が飛んでしまってるのでその後方のガスケットだけではディーゼルエンジンの高圧には耐えられず圧縮漏れ、ヘッドの方にもはっきりと漏れている痕跡がありました。
300Tdiエンジンはコレ、結構あります。
原因はイマイチわかりませんが、ヘッドやブロックの歪みでもなさそうだしガスケットの材質という訳でもないと思います。
結構な確率で4番が抜けることが多いような気がします。
もしかしたらヘッドボルトが変則的なレイアウトで、さらにボルト長や太さも数種類ある関係でどこかに負担がかかるのかもしれません。角度締めというのもボルトの材質が均一でないと均等な面圧が得られなかったり、ボルト自体の負荷がマチマチになるかもしれませんね。
Td5もそうですが、ヘッドガスケットの厚み自体も種類があります。
再組立て時はそちらも確認が必要になってきます。