68号

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LANDROVER LABORATORYという雑誌が今回の68号で廃刊となる。
正確には書籍コードもないただの同人誌だ。
隔月で発行される4~50ページのパンフレットのような厚さで、内容も特に興味を強く引くようなものはない。
旬な情報もなければ過去の歴史の深堀も大してない。
巻頭のマック木下さんのコラムを楽しみにするぐらいしか読む場所がない雑誌だった。

そんな雑誌に初号から最終号まで広告をだしていたランドローバーのショップやディーラーは数えるほどしかないはずだ。
手前みそだがMID LANDはその数少ないショップのひとつだ。
店頭販売も最後までやっていた(売り上げは、・・・?だが)。
他社がどうして途中で広告を辞めたか、またはMID LANDと同じく、どうして最後まで広告を続けたか、それは各社の考えもあるだろうし、雑誌の内容、方向性、色々なしがらみ、事情、情勢の変化などもあるかもしれない。

以前、LAND ROVER MAGAZINEという日本国内向けの雑誌があった。こちらは書籍コードもあった書店にも並んでいる雑誌で、季刊で毎号100ページを超えるボリューム。内容も毎号多岐にわたりランドローバーの当時のインポーターとのタイアップもあり、様々な情報や知識が掲載されていた。
そんなMAGAZINEも実質的に59号で終わってしまうわけだが、その最終号にMID LANDを紙面で紹介して頂いた。当時店を立ち上げて間もないタイミングで、右も左もわからず、大した伝手もないしがない小さな工場を、モノクロだけど見開きで2ページも。
しかも無料で。
掲載に当たっては当時の編集長との間を取り持っていただいた方や間接的にかかわってくれた方がいたから実現した話なので、その方たちにも感謝しかない。
ディーラー時代からショールームに読み物として毎号本棚に設置してあった本。ある意味憧れであったMAGAZINEに自分の店が掲載された嬉しさは今でも憶えている。
私が広告掲載を続けた理由は単純にこれだけだった。
また、広告掲載を最後まで継続できたことにも感謝だ。

気が付いたら発行号数だけならLABORATORYはMAGAZINEを超えていたことになる。
目標としていた号数までには到達できなかったが、大した記録だ。

木村さん、お疲れさまでした。





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