厳密にいえば、社外パーツですが、ディフェンダーでスペアホイルキャリアを後付けで装着することは結構あるのではないでしょうか。
色々なメーカーから出ていますが、中でもMANTECは純正オプションとして設定されているパーツも多く、準純正オプション品といってもいいクオリティかと思います。
そんなスペアホイルキャリアをこの車両に取り付ける依頼です。
世界的にも稀少な限定車。
貴重な車両というだけでなく、取り付けるにはかなりハードルが高いのです。
この角度から見てもよくわかりませんが、こちらから見ると・・・。
リア左右のガラスがクォーターと一体になったガラスパネルになってるタイプです。
しかもよく見るとボディよりガラスの方が5ミリぐらい出ています。
MANTECのスペアホイルキャリアを取り付けた、または見たことがある方ならわかるかもしれませんが、キャリアのバー固定具はボディに穴を直接空けて取り付けます。当然ボディとツライチになります。その上このガラス(本来はガラスではなくボディパネル)の部分に固定具が干渉します。
どうやったら取り付けられるか。
方法はいくつかありましたが、今回は時間と手間と、ボディへの加工を最小限にするためこの方法を取りました。
ガラスが約5ミリ、ボディより出ているので1ミリのマージンを取って6ミリのスペーサーを噛ませました。
3点支持なので当然他の2点も。
ボルトも5ミリ長いものに変更。
ひとまずスッキリと収まったと思います。
ボディが超キレイだし限定車だし、ガラスだし・・・。
結構疲れました。