最近自動車のランプ類はLEDの採用率が上がってきて、ヘッドライト、ウィンカー、テールランプ等、以前では考えられないデザインや発光で楽しいです。
そんな明るくて便利、最近ではアフターマーケットで出ているバルブ自体の価格も以前よりは手が出しやすくなってきたLEDですが、良いことばかりではないです。
ランドローバーではサードレンジの2002年あたりから一部のランプ(ウィンカーなど)に採用されてき始めました。
上記車両はディスカバリー4のテールランプです。
よく見ると・・・、
テールランプのLEDが1個だけ点灯しません。
実はこれだけで車検が通りません。
車検では、装着されている灯火類はその役割に応じた点灯回路、方法、光度、光量、位置、装着できる数量など細かく決められており、最も基本的な規定として「球切れ」は一番わかりやすいNGです。
フィラメント球ならバルブ1個交換すれば済む話ですが、純正のこのタイプだとLED1個だけを交換することはできません。
テールランプごと新品に交換するか、修理業者に依頼して修理してもらうか、どちらかしかなく、現状ではそのどちらも結構な金額となります。
更に部品を手配するにしても修理するにしてもそれなりの時間がかかるため、たかがこんなことで車検に何日も行けなくなる事態になりかねません。
とはいえ、このために予備のテールランプを持っておくというのも現実的ではなく・・・。
ごくまれに、年に1台程度ぐらいなら「まあそういう事もあるよね」な話ですが、これが結構あるのでちょっと困ります。
家庭用のLEDランプの寿命も4万時間とか10年とか言ってますが、結構切れる(点灯しなくなる)ことありますよね。
純正で装着されている、個別に部品が出ないタイプのLEDライトは、思わぬ出費が出る可能性があります。