2022/12/03
から nozaki
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燃料漏れ

ディフェンダーTd5(98~06)で燃料(軽油)漏れ。
正しくはちょっと前に燃料ポンプを交換した車両が燃料漏れで再入庫。
症状は燃料を満タンにしたらタンク周辺より燃料がダダ漏れ。エンジンを切って停止(駐車)していると漏れが止まる。
そんな症状。
これは交換した燃料ポンプの初期不良かと考え、タンクを降ろしてみる。

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降ろしてみるとなぜかポンプの上下にガタがあロッキングリングが緩んでいる。
特にポンプやリング、シールなどに破損や割れ、ズッコケもなく、取り付けミスなども見つからない。
当然リングは規定トルクで締めた。
緩みの原因を考えていろいろ点検、交換した新品と以前ついていた部品を比較してみる。

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たまにあるのはこの白いアダプター。
燃料タンクとポンプの間に挟み込むプラ部品で、これに亀裂が入って燃料が漏れることがあります。
交換した新品を点検するも、割れや欠け、形状の著しい変形などもない。
念のためロッキングリングも点検。

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車両についていたリング。

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こちらが交換したリング。

恐らく原因はこれ。

先のアダプターをタンクに取り付け、シールを入れてポンプを挿入、その後このリンクで閉めるのだけれど、規定トルクで締め付けていくとこのリングの突起部分が白いアダプターの切り欠きに当たり、カチカチカチと音がしてトルク締めプラス緩み止めの役割をして逆回転しない構造になってる。
だけどこの2つのリングをよく見ると、新しく交換した方のリングの切り欠きのパンチングがどう見ても薄い、ちょっとしか出ていない。
だからアダプターの切り欠きに当たる部分が少なくロックの効きが甘く走行振動で緩んだ。
これしか考えられない。
アダプターもリングも純正の新品。
念のため在庫のものも確認すると同じような薄いロックの切り欠きになっている。
恐らく、いつからかこのロックを作成する型が摩耗したか、サプライヤーが変更になったか、何かしら製造工程が変わったか、それともたまたまこのロットだけダメだったか・・・。
真相はわかりませんが、暫くは確認して取り付けた方がよさそう。
実はセカンドレンジ後期、ディスコ2も同じリングとアダプターを使用するタイプなので、今後暫くは注意が必要ですね。

今回の件はお客様に大変ご迷惑をおかけしました。

2022/11/19
から nozaki
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ドアが開かない

セカンドレンジローバー(LPレンジ)2000年モデルで、運転席のドアが開かない。
ドアロックに反応してシルボタンは上下しているようなんだけど、アウターハンドルもインナーハンドルもスカスカ。
全く開けられない状態。
その他の3枚のドアとテールゲートは普通に開く。
外から開かなくても内側から開けば、内張を外して中のラッチあたりをこちょこちょいじって・・・、とかできるけど、そこまでアクセスするのもできない状態。困りました。

今回はちょっと手荒な手段で行きました。

右リアドアを外し、BCピラーの隙間から運転席ドア側のストライカーをサンダーで切る。

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実はこの車両、うちの代車だからここまで大胆にできましたが、お客さんの車だったらと考えるとかなり困ります。
もう一つの手は運転席シートを外して、内張を外して(破壊)、ラッチにアクセスして機械的に開けるか、電気的に配線をいじって開けるか。
どちらにしても無傷では済まなかったと思います。

原因は恐らくコレ。

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ドアラッチのアクチュエーター部。
このモーターがリモコンでドアロックしたときにスーパーロック状態で固着したか焼き付いたか。
ちょっと前から走行中にドアロックが勝手にロック、アンロックを繰り返す、セカンドではあるあるなポルターガイスト現象が出ていました。
もしかしたらそれが原因でオーバーロードして動かなくなったのかもしれません。
今まで、この壊れ方は見たことがなかったのでちょっとびっくりです。

あのポルターガイスト現象も放置してるとマズいかもしれませんね。

2022/11/06
から nozaki
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冷却水漏れ

ホントにいろいろな漏れが多く、水、オイル、燃料・・・、液体なら何でも漏れてしまうメーカーですが、今回は比較的新しい(と勝手に思ってるだけかも)車両の冷却水漏れ。
レンジローバースポーツ2013年モデル、V8,5リッターエンジン。
冷却水が突然ダダ漏れになった。
パッと見ホースやラジエーターっぽくなく、どうやらエンジン上部の中央付近で漏れている様子。
ひとまずインマニを外してみる。

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バンク中央に冷却水が溜まっている。

このアッパーホースにつながっているプラのジョイントを外してみると・・・

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こんな感じ。

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エンジンに接続されているパイプのジョイント部がグズグズになってます。

材質が悪いのか、エンジンの熱が想像以上なのか、それともそもそも設計が悪いのか・・・。

原因はわかりませんが、実は結構多いトラブルです。
レンジスポーツの5リッターやディスコ4の3リッター、5リッターなど、同じような冷却システムのレイアウトで、プラ部品の劣化や割れによる漏れは以前からちょくちょくあり、冷却水が謎に減るけど下に漏れている気配がないとか、なんとなく冷却水の臭いがするというケースがあります。
必ずしもこれとは限りませんが、プラ系の接続パイプや最近はサーモスタットケースなどもプラ製が多いのでそちらの成型不良で漏れたるすることも多いです。
コスト削減というよりは軽量化、形状を簡単に複雑にできる等の理由で採用されているのでしょうが、もう少しレイアウトや材質、製造工程の見直しをしてもらいたいです。

2022/10/29
から nozaki
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オプションパーツ

厳密にいえば、社外パーツですが、ディフェンダーでスペアホイルキャリアを後付けで装着することは結構あるのではないでしょうか。
色々なメーカーから出ていますが、中でもMANTECは純正オプションとして設定されているパーツも多く、準純正オプション品といってもいいクオリティかと思います。

そんなスペアホイルキャリアをこの車両に取り付ける依頼です。

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世界的にも稀少な限定車。
貴重な車両というだけでなく、取り付けるにはかなりハードルが高いのです。

この角度から見てもよくわかりませんが、こちらから見ると・・・。

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リア左右のガラスがクォーターと一体になったガラスパネルになってるタイプです。
しかもよく見るとボディよりガラスの方が5ミリぐらい出ています。
MANTECのスペアホイルキャリアを取り付けた、または見たことがある方ならわかるかもしれませんが、キャリアのバー固定具はボディに穴を直接空けて取り付けます。当然ボディとツライチになります。その上このガラス(本来はガラスではなくボディパネル)の部分に固定具が干渉します。

どうやったら取り付けられるか。
方法はいくつかありましたが、今回は時間と手間と、ボディへの加工を最小限にするためこの方法を取りました。

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ガラスが約5ミリ、ボディより出ているので1ミリのマージンを取って6ミリのスペーサーを噛ませました。
3点支持なので当然他の2点も。

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ボルトも5ミリ長いものに変更。

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ひとまずスッキリと収まったと思います。

ボディが超キレイだし限定車だし、ガラスだし・・・。
結構疲れました。

2022/10/16
から nozaki
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LEDランプ

最近自動車のランプ類はLEDの採用率が上がってきて、ヘッドライト、ウィンカー、テールランプ等、以前では考えられないデザインや発光で楽しいです。

そんな明るくて便利、最近ではアフターマーケットで出ているバルブ自体の価格も以前よりは手が出しやすくなってきたLEDですが、良いことばかりではないです。

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ランドローバーではサードレンジの2002年あたりから一部のランプ(ウィンカーなど)に採用されてき始めました。
上記車両はディスカバリー4のテールランプです。

よく見ると・・・、
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テールランプのLEDが1個だけ点灯しません。

実はこれだけで車検が通りません。

車検では、装着されている灯火類はその役割に応じた点灯回路、方法、光度、光量、位置、装着できる数量など細かく決められており、最も基本的な規定として「球切れ」は一番わかりやすいNGです。
フィラメント球ならバルブ1個交換すれば済む話ですが、純正のこのタイプだとLED1個だけを交換することはできません。
テールランプごと新品に交換するか、修理業者に依頼して修理してもらうか、どちらかしかなく、現状ではそのどちらも結構な金額となります。
更に部品を手配するにしても修理するにしてもそれなりの時間がかかるため、たかがこんなことで車検に何日も行けなくなる事態になりかねません。
とはいえ、このために予備のテールランプを持っておくというのも現実的ではなく・・・。

ごくまれに、年に1台程度ぐらいなら「まあそういう事もあるよね」な話ですが、これが結構あるのでちょっと困ります。

家庭用のLEDランプの寿命も4万時間とか10年とか言ってますが、結構切れる(点灯しなくなる)ことありますよね。
純正で装着されている、個別に部品が出ないタイプのLEDライトは、思わぬ出費が出る可能性があります。