2023/03/25
から nozaki
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68号

LANDROVER LABORATORYという雑誌が今回の68号で廃刊となる。
正確には書籍コードもないただの同人誌だ。
隔月で発行される4~50ページのパンフレットのような厚さで、内容も特に興味を強く引くようなものはない。
旬な情報もなければ過去の歴史の深堀も大してない。
巻頭のマック木下さんのコラムを楽しみにするぐらいしか読む場所がない雑誌だった。

そんな雑誌に初号から最終号まで広告をだしていたランドローバーのショップやディーラーは数えるほどしかないはずだ。
手前みそだがMID LANDはその数少ないショップのひとつだ。
店頭販売も最後までやっていた(売り上げは、・・・?だが)。
他社がどうして途中で広告を辞めたか、またはMID LANDと同じく、どうして最後まで広告を続けたか、それは各社の考えもあるだろうし、雑誌の内容、方向性、色々なしがらみ、事情、情勢の変化などもあるかもしれない。

以前、LAND ROVER MAGAZINEという日本国内向けの雑誌があった。こちらは書籍コードもあった書店にも並んでいる雑誌で、季刊で毎号100ページを超えるボリューム。内容も毎号多岐にわたりランドローバーの当時のインポーターとのタイアップもあり、様々な情報や知識が掲載されていた。
そんなMAGAZINEも実質的に59号で終わってしまうわけだが、その最終号にMID LANDを紙面で紹介して頂いた。当時店を立ち上げて間もないタイミングで、右も左もわからず、大した伝手もないしがない小さな工場を、モノクロだけど見開きで2ページも。
しかも無料で。
掲載に当たっては当時の編集長との間を取り持っていただいた方や間接的にかかわってくれた方がいたから実現した話なので、その方たちにも感謝しかない。
ディーラー時代からショールームに読み物として毎号本棚に設置してあった本。ある意味憧れであったMAGAZINEに自分の店が掲載された嬉しさは今でも憶えている。
私が広告掲載を続けた理由は単純にこれだけだった。
また、広告掲載を最後まで継続できたことにも感謝だ。

気が付いたら発行号数だけならLABORATORYはMAGAZINEを超えていたことになる。
目標としていた号数までには到達できなかったが、大した記録だ。

木村さん、お疲れさまでした。





2023/03/11
から nozaki
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SYSTEM FAULT

ディスカバリー3 06モデル(LAディスコ)で、走行中にインパネにSYSTEM FAULT表示。いろんな警告灯点灯オンパレードとスピードメータが動かない。
車高もノーマルとアクセスの間ぐらいで保持していて上下操作できない。

ひとまずテスターで全ての故障を見てみる。

ABS系の故障。それも左リアのホイールセンサーの故障が3種類も入っている。

実際に走行してホイールセンサーの信号を見てみると、カウント数が増えない。

外観上の損傷、コネクタ部の接続不良や腐食も見られない。

取り外してみると先端マグネット部が錆び錆び。

交換すると故障も消え、走行信号もきちんと出るようになりました。

何故サビてしまったかは原因不明ですが、ひとまずはすべての不具合がこのホイールセンサー一つで解消したようです。
まさに一つの部品の情報を様々なシステムが共有しているからこその不具合の出方ですね。

2023/02/25
から nozaki
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お詫びと訂正

以前、発煙筒の件をアップしました。
自動車に車載する発煙筒には2種類サイズがあるという話です。
そのうち大きい(太い)サイズが生産終了とアナウンスしましたが、実は生産終了ではなく、今後も安定供給されるそうです。

発煙筒のメーカーは複数あり、そのうちの1メーカーが生産終了なのは間違いないのですが、他のメーカーは今後も供給し、生産終了の予定はないそうです。
大変失礼しました、訂正してお詫び申し上げます。
が、旧車乗りには朗報でした。
今後、MID LANDでは大小と小を大にするカートリッジも在庫して3種類体制で行こうと思います。

2023/02/23
から nozaki
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車高が下がらない

ディスカバリー3(LAディスコ)2006年モデルで、車高が下がらない。
ハイモードからノーマルモードやノーマルモードからアクセスモードに移行しようとするとエクステンデットモードに勝手に入ってしまい車高が下げられない。
駐車中にこの操作をすると必ずこの症状になるけど、少し走行(10~20Km/hぐらい)しながら下げる操作をすると20秒ぐらいかかるけど何とか下げることができる、ちょっと不思議な現象。

AMKのコンプレッサーを使用している車両だとエキゾーストサイレンサーの詰まりなどでエアーが排気されず、所定の時間に下がらないので、エアサスECUが何か障害物があると判断して車高を上げてリスクを回避するシステムになってるけど、この車両のコンプレッサーはHITACHI。
メーカーはHITACHIを捨ててAMKの使用を推奨しているけど、コンプレッサー自体は悪くない、現にサービスアクションとしてコンプレッサーではなくドライヤー関係のエア漏れの修理手順などを実行するように指示しているので、コンプレッサー自体ではなく、コンプレッサー周辺の加圧システムのレイアウトに問題があるものだったと推測されます。

まあそれは置いておいて、この車両。
よく観察すると下げようとするとフロントが少し下がってから、リアを下げようとしたときに警告音とともにエクステンデットモードに移行しようとする。
という事はリアの車高を下げる時に何か不具合があると判断。
エアライン、エアスプリング等を点検するも問題ない。
リアのバルブブロックを点検。


見た目には問題なさそうだけど、分解できるところまで開けてみると、どうもOリングの密着が悪かったのか、水が浸入したような形跡がある。
軽く清掃して組んでみたけど変化なし。
新品に交換して無事に症状改善。


原因は恐らくバルブブロック内部に水が浸入し、プランジャの動きが悪くなり、完全固着ではなく、かなりの圧力がかからないと開かないという不具合でした。
ディスコ3、4はブレーキパイプの腐食なども結構あります。
雨水や湿気に弱い車両なのかもしれません。

2023/01/29
から nozaki
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雨漏れ

ディスカバリー3、4(LAディスコ)で雨漏れ。
助手席足元や運転席足元、さらにはリアシートの足元など、漏れの個所は様々です。
かなり広範囲に漏れた形跡があり、ドアシールなどではないことから、ルーフライニングを外しての確認となります。


まずはルーフライニング外し。
その後シャワーテスト。
すると、まずはサンルーフ右フロント部より大量の漏れ。

取り付けなどに問題はなく、ドレンホースを外すとホース側に水が溜まっている。
Aピラー下の室外排水接続部を確認するとキチンと入っているので、清掃で対応。

その次、左リアシート足元が濡れていている。


サンルーフ左リアドレンの室外排水接続部が切れている。
これはホースの交換が必要です。

さらに右リアの同じホースを確認すると・・・、

ホースの取り回しがおかしくなっていて、室外排水接続部が外れかかっている。
製造時に組んだ時からなのか、途中で何かの作業でトリムを外した時なのかわかりませんが、触った形跡は見当たらなかったので、最初からなのか・・・。

左フロントに関しては今回の車両は問題ありませんでした。

以前からディスコ3は雨漏れ(室内に水侵入)は結構ありましたが、比較的新しいディスコ4も実は結構あります。恐らく構造や使用部品はほぼ一緒なので、漏れる原因や場所も同じような感じなのでしょう。
全てとは言いませんが、このドレンホースがらみのトラブルが非常に多く、酷い場合は雨漏れの水によってフロアカーペットがカビたり、湿気でルーフライニングが早期に剥がれて垂れてしまったりします。
ちょっとでも床が湿ってたり、においがする場合は雨漏れを疑った方がいいですが、ここまでやるとなると時間も料金もかなり掛かりますので考えてしまいますね。