2020/11/14
から nozaki
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エアコンが効かない

セカンドレンジ(LPレンジ)、96モデルでエアコンが効かない。ブックマーク点灯。
このモデルはエアコン制御が意外と複雑で、電気的、機械的、制御的な故障のどれか、あるいは複合的な場合が多いです。テスターが必要なことも多いので、単純にガス圧を測って漏れや詰まりだけで判断ができません。
今回の場合、コンプレッサーが滑っている症状でマグネットクラッチのギャップ調整(いわゆるシム抜き)も実施済み。ガスを抜いても変化なし。コンプレッサー供給電源を見てみると10V以下。熱の影響もあるかもしれないけど、とてもコンプレッサーのマグネットクラッチが締結できる電圧ではない。

という事で久々にエアコンクラッチハーネスを取り付けることに。

これは1999年に発行された技術情報にある作業で、コンプレッサークラッチコネクターへの供給作動電圧を上げるためのハーネスを後付けし強化するもの。

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こんなハーネスキットです。

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こんなレジスタを取り付けたり、デュアルプレッシャースイッチのコネクターに新しいコネクターを噛ませたりします。

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またヒューズボックス裏にも配線を追加し、リレーも新たに追加します。

残念なことにオルタネーターリンクハーネスが生産終了の為、後期用のプラスターミナル配線を流用します。

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これでバッテリー、スターター、ヒューズボックス、オルタネーターへの配線結線方法が変わりますが強化されます。

そして出来上がり、コンプレッサーの供給電圧を見ると

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12.8V。
技術情報によると最低で11.5Vという事なので問題なく成功です。

これで来年の夏も怖くないですね!

2020/10/24
から nozaki
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シートが動かない

クラシックレンジ(LHレンジ)93年モデルで、運転席シートの動きが変、ミラーガラスの動きが変。
変というのは動かないわけではないけど、カクカク細切れに動いたり、動かなかったり、不安定な動き。
全く動かない場合、このレンジではよくあるシートメモリECUのコンデンサが緑青のようなものを噴いて基盤を腐食させるタイプがあるけど、これはそうではない、動くことは動く。

車を動かしてみるとシート下から何やらカチカチ音がする。
それが速度に応じて早くなったり遅くなったり・・・。

原因はこれ

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メモリシートECU

なんだけどECU自体が悪いわけではなくこの部分。

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以前一定時期に交換部品として出荷されたこのECU。配線なのか基板なのかわからないけど、ある部分に不具合があり、それが原因でカチカチ音が内部からしてしまい、動作が不安定になってしまうという面白い不具合が発生します。なのでそこの部分を直してあげると解消することがあります。

とはいえこのレンジ、10年以上この不具合を抱えたまま乗ってたことにちょっとびっくり。

2020/10/17
から nozaki
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アラーム発報 2

先日フリーランダー2でアラームの誤作動を作業したと思ったら、ほぼ同時期に今度はディスカバリー3(LAディスコ)05年モデルが同じ症状。

ひとまずテスター診断

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今回は助手席ドアの誤発報です。

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工程はフリーランダーとほとんど一緒。
使用する工具もほぼ同じ。

何かこの時期、世間のランドローバー車がアラームの誤発報を全国のあちこちで起こして、周囲に大変な迷惑をかけてるんじゃないかと思えてきました。

皆さんのお車は大丈夫ですか?
知らないうちにアラーム鳴ってませんか?

2020/10/03
から nozaki
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アラーム発報

フリーランダー2(LF)09モデルで、ドアロックしている時突然アラーム警報が鳴る。駐車中にアラームのホーンが突然けたたましく鳴る。昼夜問わずに。
これは周囲やご近所さんに非常に迷惑です。本人の意思やいたずらされている、いないに関係なく、車両が勝手に盗難信号を出し警報(ホーン)を鳴らすんですからたまったものではありません。

というわけでテスターで診断

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アラームトリガーを確認すると3回とも左リアドアと記録。

部品の交換です。

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ドアの内張を外し。
ウィンドレギュレーターも外し。
アウターハンドルも外し。

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やっと取り外せたドアラッチ。

このラッチ内部のドアオープン/クローズスイッチが何らかの条件の時にロックしてるのにオープン信号を出し、盗難信号が入力されアラーム発報する・・・、という流れです。車両側のシステムとしては正常に働いているので、きちんと仕事をしていることになりますが、制御している部品の誤作動とは気が付きません。

いざという時は心強いシステムですが、誤作動は勘弁ですね。

2020/09/19
から nozaki
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FUSE 9 FAILED

セカンドレンジローバー(LPレンジ)02年モデルで、メーターにFUSE 9 FAILED表示。
切れた時の症状を確認すると、フロントドア2枚のドアロックが動かない、パワーウィンドが左右動かない。表面的な不具合はそれぐらい。配線図パワーディストリビューションを確認するとFUSE9はフロント左右ドアアウトステーションに電源を供給しているのみ。アウトステーションは左右ドアにあり、パワーウィンド、ドアロック、サウンドなどを制御しているユニット。ブラックボックスなので中の回路も分からないし、どういうものなのかもよくわからない。何かの拍子に左右どちらかのユニット内部でショートしてるのかもしれない。ドアロックやパワーウィンドを動かしたときにいずれかのモーターが焼け気味でヒューズの容量を超える電流値を必要として切れるかもしれない・・・。とは言ってもヒューズが切れる条件が分からない。というか全くヒューズが飛ばないので原因を追っていくことができない。各部をばらしていつでも配線の導通やショート、電源供給を確認できるようにしていてもヒューズが切れてくれない。色々と電装品を動かしたり複合して同時に作動させたりしても全く切れない。ちょっと行き詰ってドアを閉めた時にピピッとセカンド特有の警報音。メーターのインフォメーションパネルを見るとFUSE 9 FAILED。
BeCM脇のヒューズ9を確認すると20Aがぶっちぎれてる。
ヒューズがもったいないのでブレーカーヒューズに切り替えて何度かドアを開閉すると、10回に1回ぐらいヒューズが切れる。

原因はこれ。

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ドアグラウンドイルミネーションランプ、ドアの足元灯です。

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本来はこんな形をしてますが、風雨にさらされ劣化しこんな状態になってました。
これがドアを開閉するときの衝撃で配線がショートしヒューズが切れる・・・、そんな現象です。

原因が分かれば、「なんだそんなことか」と思いますが、電気系のトラブルって結構そういうことが多いです。