2019/12/22
から nozaki
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雨漏れ

どのメーカー、どの車種でも雨漏れや水侵入はあり得ます。
ただ、残念ながらランドローバーは車種、年式問わず他メーカーよりこの手のトラブルも結構多い部類に入るのではないでしょうか。
今回はセカンドレンジ(LPレンジ)2002年最終モデル。助手席側フロントガラス上部内側から水が流れてくるという状況。まずはサンルーフのドレンホースの詰まり、抜け、トレイの状態、排水状態を確認。
問題なし。
となると助手席ドアシール劣化やルーフパネルのスポット溶接が甘いなどの原因も考えられますが、フロントガラス本体という事も十分考えられます。ドアシール以外、どれも結構な作業となり、確認するだけでも一苦労しますが、シャワーテストした感じだと、どうもフロントガラスとボディの間から漏れてくる感じがするので思い切ってガラスを外すことに。

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案の定シールとガラスの間に埃が溜まってました。

セカンドレンジのフロントガラスは液体シーラント(コーキング)でボディに接着されています。このシーラントの上(ガラスとシーラントの間)に埃が溜まっているという事は隙間が開いていたという事になります。
昔の車だとゴムシールでガラスとボディを挟み込むものが主流でしたが、最近ではシーラントでの接着が一般的です。そして、このシーラントが使用年数経過してくると密着が悪くなり、ガラスとシーラント、ボディーとシーラント間に隙間ができ、水の量や角度、頻度により内側に侵入してきます。もともとのガラスやボディの接着面の状態、シーラントとの相性などもあるかもしれません。しかし15年以上問題なかったのであれば経年劣化という事になると思われます。

2019/12/08
から nozaki
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タイミングベルトの交換

タイミングベルト。
エンジンのカムシャフトとクランクシャフト、ディーゼルエンジンだと噴射ポンプなどのタイミングを同期させるためのベルト。チェーン式であればほぼ無交換ですが、ゴム製のベルトだと年数や走行距離で交換時期が指定されています。私が知っているランドローバー車では200、300TdiとKV6となります。
200、300Tdiは主にディフェンダー、ディスカバリーに搭載されているディーゼルエンジン、KV6はフリーランダーに搭載されているV6のガソリンエンジンです。もともとはローバーが開発したエンジンでローバー825、ローバー75に載せていたもの。それをフリーランダーに転載した感じですかね。センサー類など所々にローバーの海賊マークが付いてます。2000年頃まではランドローバーもローバーグループの一員でしたから当然の流れですけど。

そのフリーランダーのKV6エンジンのタイミングベルト。

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フロント側1本とリア側2本、計3本あります。

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ついでにウォーターポンプ、テンショナー、アイドラー等も交換した方がいいです。状態によってはインマニ外しのサーモスタット&ハウジングや周辺ホース、パイプ類も交換が必要になります。

2019/11/24
から nozaki
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リモコンが使えない

ディスカバリー3(LAディスコ)05モデルで、リモコンが使えない。ある日突然リモコンでドアロック、アンロックしなくなった。それも持っているリモコン2個とも。
ひとまずテスターで再同期設定をしてみるも全く反応なし。

これは車両側の何かがおかしくなっている可能性大。

まずはCJB(セントラルジャンクションボックス)の電源系統を確認、問題なし。リモコンのボタンを押しても変化なし。次にレシーバー~CJB間の配線を点検、導通なし・・・。
配線図を見ると日本仕様にはないタイヤプレッシャーモニターのモジュールの配線と集合しているSJ(スレッダージョイント)がある。

これを探して追っていくと。

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この位置にありました。
しかも案の定腐食しています。
このジョイントを一度切って再接続、防水処理。

テスターでリモコンの再設定をして使えるようになりました。

今回のそもそもの原因は「雨漏れ」
以前サードレンジ(LMレンジ)でもありましたが、雨漏れで雨水が室内に溜まり、配線の束が浸水。被覆に覆われている配線ならある程度耐えられますが、コネクター部やジョイント部、被覆に傷があるような状態だと湿気で腐食、接触不良を起こします。その配線が何をしているかによって不具合を起こす現象は違います。たまたま使っていないような配線ならいいですが、リモコンが使えないとかエンジンが掛からないといった不具合だと直さなければ車が使えません。
そして根本的には雨漏れの原因を特定し、そちらも修理してあげる必要があります。

2019/11/18
から nozaki
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エンジンが掛からない

ディフェンダーALL V8、300Tdi、Td5、Tdciで、エンジンが掛からない、セルが回らない。イグニッションオンでメーターの警告灯が光るけど、スタート位置まで捻るとすべてランプが消灯する。

そんな時はこれがダメなことが多いです。

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イグニッションスイッチ

内部の接点が焼けていたり埋没していたり、ベース部分が溶解していたりして接触不良を起こします。
基本的には修理ではなく交換となります。
が、最近、その交換部品(新品部品)がダメで、きちんと取り付け(交換)できないものが多いです。純正品も社外品も同じですが、取り付けビスの位置が微妙に合わなかったり、位置決めの切り欠きの長さや厚み、太さが合わなかったり。そもそも材質が悪く不具合が起きて交換しなければならない部品が、形状までもしっかり作れないなんて・・・。

昔からいろんな部品でそんなことはありましたが、最近のトレンドはこれみたいです。

2019/11/10
から nozaki
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ブッシュの交換

セカンドレンジローバー(LPレンジ)のラジアスアーム、リアトレーリングアームのブッシュ交換。ポリブッシュなどの社外品は古いブッシュを外せれば取り付けは何の問題もなくできます。しかし純正のゴムブッシュは普通の汎用の径の合うジグとプレスでというわけにいきません。

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外側のカラーが金属ではなく樹脂製で、軽量かつ特殊な素材でできています。話は逸れますがセカンドレンジはリアトレーリングアームも金属ではなく軽量な素材で作られていて、この時期のランドローバー社は何か実験的なことをしていたような気がします。が、話を現実に戻すと、最大に困ることははアームの取り付け内径とブッシュの外径が約3ミリ、ブッシュの方が大きいこと。普通に考えれば新品ブッシュを圧入できません。そこでこういった専用のSSTを使って入れます。

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円筒形の内部がテーパー状になっていてブッシュを挿入し圧力を加えていくと出口で3ミリ圧縮されて出てくるためアームに難なく取り付けできます。

私が知っているランドローバーではこのタイプのブッシュを使っているのは95~02年までのセカンドレンジだけです。しかもラジアスアームとトレーリングアームのブッシュ6個のみ。
かなり特殊ですよね。