2021/07/18
から nozaki
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燃費が悪い

セカンドレンジローバー(LPレンジ)98モデルで急に燃費が悪くなった。

このエンジン(クラシック、セカンド、ディスコ等)で燃費が悪いというのが何キロ/ リッターのことを指すのか個体によってかなり差があるし、そもそも燃費を気にして走るような車両でもないように思えるが・・・。

そんな車両に乗っているにも関わらず燃費が悪いと言ってるのだから、相当な悪化なのであろうと詳しく聞いてみると、なんでも「ガソリンが漏れているんじゃないかぐらいのメーターの減り」だそうで、実際に給油してみるとその減っている針通りに入り、燃費計算してみると2キロを切っているという。
確かにいくら燃費を気にしない車両と言えどもそれはあまりにもおかしい。

オフロード走行でLO/LOで走っていれば別の話だが・・・。

という事で診断してみると、答えはあっさり出ました。

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コレ。

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O2センサー。

セカンド前期はこれがダメになると極端に燃費が落ちます。

ランドローバー車では様々なエンジン制御システムを年式によって使用していて、14CUX、GEMS、SIEMENSやBOSCH5.2.1、ME7.2など、ガソリン車だけでもいろんなメーカーの制御システム(ECM)があります。
その制御システムによって、構成部品は同じような名称のものが配置されてるけど、役割やシステムへの関わり方、故障したときの症状の出方などは微妙に違います。クランクセンサーやカムセンサーなども、走行中に故障するとエンジンがストップするものもあれば、走行はできるけど再始動するときにエンジンが掛からないとか、テスターに故障記録が残るもの、残らないものなど・・・、様々です。

そしてこのセカンドレンジ前期のGEMS制御は、O2センサーが故障しても(壊れ方によっては)エンジンチェックランプが点灯しないし、排気ガスもそこまで臭くならず、白煙黒煙も出ません。
なのでパッと見はわからないけど、テスターで動きを見るとすぐにわかります。
そして他の制御システムではそんなに燃費に関わらないけど、このGEMSでは半分以下になってしまう事もあります。

メーカーではO2センサーや触媒は10万キロで交換とされていることが多いです。
20年以上、10万キロを超えているようなら交換時期が来てもおかしくはないですね。

2021/07/11
から nozaki
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テールゲートが開かない

ディスカバリー3(LAディスコ)05年式で、テールゲートが開かない。
プッシュボタンを押すとカシャッと音はするけどアッパーテールゲートが開かない。

ディスコ3はテールゲートのボタンを押すとアッパーが開き、跳ね上げた後、ロワゲートのボタンを押しゲートが下に開く、上下観音開きタイプのゲートです。
構造はクラシックレンジ、セカンドレンジ、サードレンジと同じです。
ただテールゲートが開かないトラブルはディスコ3が圧倒的に多く、何よりも困るのは最初の1回目、アッパーテールゲートが開かないという故障がダントツに多いという事。これは電気的なシステムでゲートを開けるしかない構造で、エマージェンシー機能(内側からラッチにつながっているロープみたいなもので緊急的に引っ張って開けるなど)が全くない車両では致命的故障です。
アッパーが開いて、2回目のロワーが開かないならやりようはいくらでもありますが、全くテールゲートが開かないもののアクチュエーター(若しくはドアラッチ)の交換は、どう考えても何かを破壊するしかありません。

という事でテールゲートのアクチュエーター(ラッチ)にアクセスするのに一番安価な部品はロワゲートのトリムパネルカバーになります。
仕方ないのでそれを破壊し、インナーパネルとドアパネルの間に手を突っ込んでラッチを強制的に開けます。
そして今回ボタンを押すと音がしていることからアクチュエーターモーター自体が死亡したのではなさそうなのでどんな原因は見てみると・・・。

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こんな感じ。
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ラッチとアクチュエーターを繋ぐワイヤーのL字のピンが割れてました。

これではアクチュエーターが動いてもワイヤーを介したラッチは動きません。
しかもこれ、ワイヤーだけでは部品が出ない為ラッチASSYの交換となります。

そして、アクチュエーターの方もよく壊れるので一緒に交換をお勧めします。
更にリクエストがあればエマージェンシー用にラッチダイレクトリリース用のワイヤー取り付けもできます。

ワイヤーのみの部品供給があれば、さらに言えばエマージェンシー機能さえ標準で装備されていればかなり安価で修理できる故障ですが、構造的部品供給的に高くついてしまう案件です。

2021/06/27
から nozaki
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ガソリンの臭い

給油した直後でもないのに車両周辺からこの臭いがするのはちょっと嫌ですよね。

セカンドレンジ(LPレンジ)でこの臭いがするとき、原因の多くはフューエルフィラーネックホース。このゴムホースが劣化し亀裂が入り、給油時にボタボタ漏れてしまう。あるいは気化したガソリン臭が給油口付近よりするといった不具合になります。

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これです。

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常にガソリンに触れているわけではないけど、給油時に燃料が通過するし、口切満タンにすればその燃料をある程度消費しないとガソリンに浸っている時間がかなりあります。
揮発性の耐油ホースといえども20年も使っていれば劣化はします。

ところが最近、この症状で交換した車両が1年もたたずに同じ症状になるという事が頻発してます。
しかも純正のホースで、です。

うちで確認できているのは2年弱ぐらい前から。
という事は3年ぐらい前から何か起こっている可能性があります。
新品のホースを見ても特につくりや材質に目で見て変わった様子はない。

という事でまたまた外注さんにお願いして、国産で同じ径の耐揮発油ホースを探してもらいました。

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暫くこれで様子を見たいと思いますが、国産品なら恐らく問題ないかと思います。

しかし、こういう部品の不具合はたまにおきますね。
サプライヤーの変更なのか、設計や材質の変更指示なのかわかりませんが、重大な不具合につながるような改悪はすぐにやめていただきたいですね。

いまだにフューエルタンクのブリードホースの方もガソリン、ディーゼル共にダメダメだし・・・。

2021/06/20
から nozaki
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テールゲートガラスシール

サードレンジローバー(LMレンジ)の09年までのモデルでテールゲートのガラスの下にあるシール(モール)

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程度の大小は有りますが、10台あれば10台劣化してます。
表面が硬化してボロボロに剥がれる。

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更になぜか年々どんどんシールが左右どちらかに寄っていく怪奇現象も。
車両によって左か右に寄っていくのも面白いですけど・・・。
中にはEピラーのフィニッシャーに接触している車両もあるぐらい、なぜかどちらか一方に移動して行きます。
恐らくテールゲートを開閉するときの振動で片方に寄っていってしまうのだろうけど、ガラスに挟まれているはずなのに一方だけにどんどん寄っていくのは困りものです。
とんとん相撲の原理ですかね。

そんなシールを交換するには、先ほども書いたようにテールゲートのガラスを脱着する必要があります。
これはガラス屋さんにお願いするしかありません。

というこうとで早速交換

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キレイになりました。
シールとガラスの間にもシーラントを入れてもらったので、恐らく移動する怪現象は起きないはずです。

2021/06/13
から nozaki
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変な音

セカンドレンジローバー(LPレンジ)98年モデルで、エンジン掛けると変な音。
例えるとすると小型船のポンポン船のような音、
マフラーを直管にしたハーレーの2気筒エンジンのような音。
およそ調子のいいV8のエンジンの音ではないし、排気漏れしているような音ともちょっと違う。
念のため簡単にEXマニやダウンパイプあたりのガスケットを点検してみるも漏れている様子はなし。

原因を探るためにヘッドを外します。

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いました。
6番シリンダのヘッドガスケットが外側に抜けてました。

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メタル部分も破って完全に外側に漏れてます。
これでは排気漏れどころか圧縮漏れですね。

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なぜそうなったか、原因はわかりません。
ヘッドボルトもきちんと締まっていたし、伸びている感じもないしブロック側のスレッドが崩れていたという形跡もなし。
98年から23年、10万キロを超えてますので、まあこういう事もあるのかなというしかありません。
この現象はごく稀にあり、うちでも片手ぐらいの件数あります。

シリンダヘッドを清掃して簡易的に歪みや損傷を確認したら、最大で0.08ミリの歪み、大きな損傷もなさそう、念のため亀裂チェックもしてみても問題なさそう。ブロックもライナー落ちなどなし。

どちらも使えそうです。

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外注先の内燃機屋さんにも点検してもらい問題ないことを確認して0.1研磨してもらいました。
ちなみにこのヘッドは最大0.5まで研磨できるそうです。
そこまでやらなければダメなヘッドは今まで見たことありませんが・・・。

あとは組付け。
また元気に調子よく動いてくれることを祈りつつ。